女子カメラブームのきっかけとなったトイカメラブームの火付け役的トイカメ店で「スーパーヘッズ」というお店がある。ロモグラフィーが日本に本格進出する前、すでにLOMOやHOLGAを取り扱っていて、僕もここで通販していた第一世代HOLGA120を購入して、ポラロイドSX-70とともに大いに遊びそのスタイルに影響を受けた。なかでも「スーパーヘッズ」のトップページにあるキャッチコピーが心に響き気に入っていた。
カルトカメラ、そして目に見えるものぜんぶ→スーパーヘッズ
だが、そのパクリコピーがTVに
ブームから時が経った頃、テレビCMでオリンパスが、宮﨑あおいが口ずさむスーパーヘッズ瓜二つのキャッチフレーズでばんばん放送しはじめ、その内容に驚き、我が耳を疑った。
ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ、オリンパス
テンポ、語感、共にそっくりでズバリスーパーヘッズのにそっくり。パクったな。オリンパスPENの銀塩ライクでアートなイメージは一気に墜落し、自分はパナソニック GF1購入をに決定。イメージは大事ですね。
そのパクリコピーライターは誰だったのか
コメントに「パクったのはメーカーじゃなく、コピーライターとかクリエイティブディレクターだ」というご指摘を受けたので、コピー作者についても触れたいと思います。オリンパスのキャッチコピー「ココロとからだ…」の作者は元大手広告代理店・電通のクリエイティブディレクター・コピーライターの山本高史という、その世界では糸井重里に次ぐスーパースターらしい。そんな人がねー…。山本さんの他の作品には三井住友海上の「未来は、希望と不安で、できている」、JRの「Suica」というのがある。
その山本高史と宴会した人物のブログがじわる
多くはないが仕事柄、大手広告代理店の仕事を受けた経験からすると、ラストの「まちごうたな」が頷ける切ない内容。山本高史さんとその周辺のお人柄がわかります。