このあたりまでくると完成が目に見えて楽しい作業になってきました。
改めてフィギュア制作手順を記すと以下の通り
製作手順
- スケッチ
- スケッチに骨組みを書き込み
- 骨組みスケッチにあわせて針金で骨格を編む
- 針金の骨格に薄く粘土を盛っていく
- 腕や尾などの追加パーツ用に骨格を差し込み、粘土を盛る
- ある程度盛りつけたら、盛りすぎた箇所や微調整のためにカッターで削る
- 荒目のペーパーヤスリを掛けて、曲面を整える
- 着色
- 台に固定
- 完成
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という予定で進行。上の写真は④あたりかな。
より本格的なマニアの人は、着色の前に溶きパテで細かなキズや気泡を埋めてペーパーをかける作業を繰り返した後、つるつるになった所で「サーフェイサー」なる下地剤を吹き付ける。「サーフェイサー」の吹き付けや着色をきれいに仕上げるには、コンプレッサーを使ったエアスプレー一式を揃える必要があるが、家とご近所さん配慮の事情でスルー。シンナー臭すごそうだからね。
上の写真は荒めのペーパーヤスリで削り終わったところ。荒めなのでキズが目立つが、一気に削る初期の段階では細かいヤスリだと時間がかかり過ぎるので。
粘土盛りつけも整い、細部の微調整に入る。
この兎キャラは美少女キャラクターものと違いシンプルな曲面が目立ち、デッサンや細かいディテールを気にする事なく進められると甘く見ていたところ、シンプルにはシンプルなりの苦労が待っていた。それは曲面に少しでも不自然なラインがあるとすごく目立つ事。まるで新車のキズやへこみのように目に飛び込んでくる。
想像以上にヤスリにかける時間が多く、この段階でかなりの時間と情熱を消耗した。コトブキヤ発行の「フィギアを作ろう」という 本に書いてあった「あまり凝りすぎない事」「こだわりよりもまず、終わらせる事、完成させることを目標にすること」という内容の言葉がよくわかった。重なる作業に、高かったテンションも次第に下がるのがわかる。
急いで完成させよう。(実はあと3体他に同時進行だった…)
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