消しゴム判子をずっと作りたいと考えていて数十年。やっと重たいお尻を持ち上げて作る日がやってきました。初めて作ってみた感想は「想像以上にちゃんと切れないし、綺麗に印字できない」でした。もっとくっきりと判子が押されると思いきや擦れが目立つ仕上がりに。この教訓を生かして次の制作に活かしたく、ここに要点をまとめました。
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コウ
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
完成品
まずは完成した図案を披露すると下の画像のとおり。大きなしめ縄のまわりに松竹梅と干支の兎をあしらった「ユニット消しゴム判子」ができればいいなと思い、そのアイデアを実体化しました。
必要な道具
消しゴム判子に必要な道具を紹介します。
道具 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
消しゴム | 広く深めの消しゴムを選ぶ | 薄いゴムは背景かすれ技で利用できる |
デザインカッター | 通常より尖っているカッターのが細部を切りやすい | 100均でもいいが、キャップを付ける時、手に刺さるトラップに注意! |
トレペ | トレーシングペーパー | 100均で十分。B4を購入し適した大きさに切って利用 |
シャーペン | 下書きをトレペに移し書きし、カーボン紙の役目として使用 | 鉛筆でもOK |
彫刻刀 | 広い面をくり抜きたい時に使用。これを使わずカッターでも足りる | 浅い消しゴムを買ってしまった場合は彫刻刀が重宝する |
インクパット | 多いほどよい | 色を絞った方が綺麗に仕上がる |
練り消しゴム | これで、新品消しゴム表面のパウダーを取る | この作業をしないと印面が擦れ易い |
スタンプをユニット化
最大でもハガキ程度の大きさしか作れない消しゴム判子の特質上、年賀状いっぱいの大きな作品を作ることができない。この難点を克服するために年賀状のユニット化を試みました。初めての消しゴム判子制作なのに、身の丈に合わないアイデアを採用してしまい、始めからとても疲れました;。
失敗や教訓
初めて消しゴム判子を作ってみた失敗談や教訓です。特に今回は、安いからと厚みの薄い6mm厚のゴム板を買ってしまい大失敗。絵柄の周辺に擦れヨゴレがとても目立つ雑な作品となってしまった。印面の掃除もしなかったので、シャープなハンコになっていない。この失敗を生かして来年はもっと可愛い手作りスタンプを作ります。
教訓
- 厚めの消しゴムを利用すべし(100均は薄すぎて跡が出る)
- カットは迷わずスムーズに(曲線が綺麗に)
- 図柄に沿って切断してよし(跡が出にくい)
- インクを適量つけよ(少なくても多すぎてもダメ)
- 色の数を増やすな(3色程に絞った方が綺麗)