東京豊洲のマジックビーチで開かれた年に一度のアウトドアショウ「東京アウトドアウィークエンド2015」を見に行ってきました。滅多に行かない豊洲エリアですが、同地区にはBBQ施設であるワイルドマジックをはじめ、フットサル場やイベント場、ペットショップや公園など、アウトドア派にはぴったりな施設が多く、ららぽーと豊洲も近いと会って、休日のマジックビーチはたくさんの若い人や家族連れで賑わっていました。
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アウトドア流行の背景にあるもの
モリパーク・アウトドアビレッジなる施設も八王子方面に完成していますが、iPhone等のスマートフォンによるSNSの流行で、現代人が家にこもりがちな一方でアウトドアがにわかに流行しはじめているのは、SNSのタイムライン上での知人のフィジカルなニュースや写真が動機になっているのかな。だとしたら、ユニークな皮肉ですね。いや、僕がそーなんですけど(汗)。結果的にいい事だと思います。似たような構造はスケートパーク建設の背景にもあったような。都市化で青少年の遊び場がなくなる危機感として、パーク建設の署名を集めたりでやっと増えてきたSK8パークだったと思います。
エコロジーと平和を展望としたポストヒッピー台頭へ?
アウトドアといっても、ガチで冬登山をしたりで体張るというよりも、カジュアルなスポーツとして、趣味として、ファッションやライフスタイルとしてのアウトドアを提案している点で、このイベントは敷居が低く参加しやすい印象。山ガールやトレッキングをはじめとした、アウトドア文化が昭和以降、再流行しているこんにちですが、登山柄やサイケ柄の流行、そして、イベント内で目にするタトゥーやヘアスタイルなどをみると、ポスト・ヒッピーカルチャーなる時代が、日本の内外で起こっているを多くの問題を背景に、くるんかな。と想像をめぐらせながらオレンジビールを頂きました。
Auto&mstのライブに聞き入るギャラリー
イベントのなかで特に印象にのこったのが、Auto&mstという電子ギターユニットだ。この曲が耳から離れずその場から離れられないほど、騒がしいはずのフードエリアを沈黙させ贅沢に響いていた。曲が終わった後、ギャラリーの何人かが演奏曲のCDを購入しようとギタリストに近づくが即完売。テクノとは相反するポジションにあると思っていた弦音が電子音に気持ちよくとけ込み、中毒性の強いグルーブ感を奏でていた。iTunesで販売中とアナウンスしていたが、同ユニット名で探しても現在ないのでYou-tubeから動画をピックアップ。グラミー賞のダフトパンクのアルバム「Random Access Memories」を聴いたときに感じた、ギターとテクノの親和性をここでも感じつつ、ダフトパンクほどガヤガヤと賑やか音と違い、まるで、これを聴く自分のがカラダがみるみる透明になって風が通り抜けていくような錯覚を覚える。無垢なメッセージに包まれたような会場の一体感を得られるAuto&mustのサウンドはこのイベントテーマと合致。今日一番の収穫でした。
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