お名前.comで取得したドメインを、ドメイン移管せずにさくらインターネットのレンタルサーバーで運営したい場合、下記5ステップで完了し、最長でも半日で済む。
手順概要
⚠️作業の前に「All-in-One WP Migration」をインストールし、WPデータのバックアップを済ませておくこと。
まずは全体像を概要として説明すると、下記5ステップになる。
概要
- ネームサーバー変更
- データベース追加
- WordPressインストール
- バックアップデータインポートプラグインのインストール
- 旧ドメインのDB、設定削除
この概要各項目の詳細は以下の通り
1)ネームサーバー変更
ネームサーバー変更の前に、事前に旧WPデータのバックアップを忘れずに
- お名前.comでドメインを取得されている前提で下記作業を
- お名前ドメイン管理画面 > ネームサーバー設定 で、取得ドメインにチェックを入れ、「他社のサーバーを使う」タブを選んで、ネームサーバー(
dns1.onamae.com、dns2.onamae.com)を、さくらのネームサーバー値(ns1.dns.ne.jp、ns2.dns.ne.jp)に変更 - さくらインターネットのサーバーコンパネにログイン
- ドメイン/SSL設定 > 新しいドメインの追加 > 5. 他社で取得したドメインを移管せずに使う に進む
- 「ドメイン名」欄に取得ドメインを入力し保存
反映に数時間(最高7時間程度?)かかるので、すぐに無料SSL設定などを行えない(ボタンが表示されない)。ので、しばらく経ってから、SSLやメール設定を行うこと。
2)新サーバーにデータベース追加など、その他初期設定
- さくらインターネットのサーバーコンパネでデーターベース追加し、接続パスワード一式をメモ
- 初期フォルダの設定と、FTPにフォルダ追加
- 必要に応じてメール作成
- 無料SSL申請
3)WordPressインストール
- WPソースデータインストール
- 「ドメイン/wp/wp-admin/」にアクセスし、WordPressインストール。この際ステップ2でメモしたDB接続パスワード使用。
- 旧ユーザーと同IDとPWを登録
4)バックアップデータのインポートプラグイン
- 「All-in-One WP Migration」+「All-in-One WP Migration File Extension」のインストール
- プラグインのインポートから、旧DBデータをインポート
5)旧ドメインのDB削除、設定削除
- お名前側サーバーコンパネから該当するMySQLを削除
- 共有サーバーナビのドメイン一覧から、ドメインを削除(これでFTPからも消える)
そもそも、お名前.comからドメイン移管しない理由は
なぜ初めからさくらインターネットでドメイン取得しないか?というと、お名前ドットコムのほうが、やはりドメイン取得専門業者であることもあってかオプションが細かいからだ。
- お名前.com取得ドメインが多くまとめて管理しやすいという単純な理由
- お名前.comでのドメイン取得は、ドメイン検索オプションが豊富でニッチなスペルを狙いやすい
- お名前.comでのドメイン取得にはwhois秘匿オプションがある
ドメインのスペルが初めから決まっている、などの場合は初めからさくらインターネットを使います。