GPSアートに最適なスマートウォッチ2024年

ランニングアート
AppleWatchのRunGoアプリ

AppleWatchが発売されて、もう10年がたつ。この間、さまざまな機種が新たに発売され、GPSアートに最適なルートナビに対応した機種も沢山揃った。ランニングアート愛好家としては機種選びに時間がかかる。ここで2024年の最適機種だけをまとめた。

スポンサードリンク

ナビゲーション機能、出揃う

普段のGPSアート、ランニングアートを描くためにスマホの他にバックアップとしてスマートウォッチを使っていいて、今まではAppleWatch、Garminの二機種を併用している。

本心はスマートウォッチ一機種に絞りたいのだが、上記二機種とも1つに絞るには頼りない。そこで最近のスマートウォッチ事情を調べてみるとGarmin以外にもいろんな機種、格安ウォッチ機種が増えていて、しかもGPSアートに便利なルートナビゲーションに対応した機種も揃い沢山の商品から選べる状況であることがわかった。

GPSアート向け共通仕様

GPSアートをする上で必要なスペックを一覧化しました。これをこのページでは「GPSアート共通仕様」と定義し、このスペックを前提にスマートウォッチを紹介します。

  • AMOLED液晶
  • マルチバンドGPS
  • ナビゲーション
  • オフライン地図
  • GPS使用時の電池保ち24時間以上

最適なスマートウォッチはこちら

GARMIN

GPS計測器として歴史のあるメーカー。高額だが信頼性と汎用性がある。

ナビはできるが地図表示ができない200シリーズがあり、わかりにくいので、地図表示ができるものは🗺マークをつけた。200シリーズはAMOLED液晶でなく、コース軌跡のみのナビになるが、コースだけでも助かる。245なら中古で1万円台で購入でき試用には最適なコスパ時計だ。

商品名画面サイズGPS時の電池保ち価格
fēnix 8 47mm 🗺35.56mm35時間178,000
Forerunner 965 🗺35.4 mm19時間84,800
Forerunner 945 🗺76,780
Forerunner 93563,580
Forerunner 955 🗺33mm20時間74,800
Forerunner 26532.5mm14時間62,800
ForAthlete 24530.4mm22時間38,280
🗺マークないものは地図表示なくコースのみ。950シリーズ以下はAMOLED液晶ではない。900シリーズ以下は地図がなくコースナビだけ。2019年以前のモデルはGarminExpressから地図データダウンロードが必要。

参考サイト

SUNTO

スウェーデンらしいシンプルなデザインと大画面で定評のあるメーカー。ナビのフレームレート業界最大

Suntoアプリの同期はStrava、adidas、Runtripが基本で、少なすぎる感はある。

商品名画面サイズGPS時の電池保ち価格
RACE 🗺36.32mm40時間82,280
RACE – S 🗺33.53mm30時間64,900
9 PEAK PRO 🗺30.48mm40時間59,950
画面サイズは余白が多いので注意(マイナス4ミリみておく事)

COROS

軽量・低価格。NRC、Strava、への動機に加え、時計からGoPro、Insta360カメラ制御も可能。小画面だけが難点。

商品名画面サイズGPS時の電池保ち価格
PACE330.48mm38時間33,000
APEX2 🗺※要DL30.48mm25時間49,610
APEX2 PRO 🗺33.02mm66時間68,200
PACE3は地図表示未対応で、コースのみ。APEX2は地図データを要DL。(参考ブログ

Amazfit

ソフトバンクが出資するスタートアップ企業だが、画面大きめ、受賞歴あり、とにかく安い

但し、Amazfitアプリの同期はStrava、adidasが基本で、少なすぎる感。

商品名画面サイズGPS時の電池保ち価格
T-Rex Ultra 🗺35.3128時間49,900
Falcon 🗺32.5mm21時間89,900
T-Rex 3 🗺38.1mm42時間39,900
Cheetah 🗺35.3mm26時間24,900
Cheetah Pro 🗺36.8mm26時間29,900
ULTRAよりT-REX3のがスペックが高く感じる

AppleWatchはGPSアートに使えるか

AppleWatch2〜3を使い続けている自分としては、購入当初は珍しさからAppleWatchをGPSランやナビゲーションに使っていたが、エラー率の多さや使い勝手の悪さから徐々にGARMINを軸にしていった経緯が自分にはある。AppleWatchの使い勝手の悪さをまとめると次の通り。

AppleWatchのデメリット

  • 電池保ちが悪い(例:GPS、ナビ、音楽、を使っていると3時間程で限度)
  • ワークアウト系アプリの同時起動不可(例:一番目のappが中断される)
  • ナビアプリの種類ががない(Walkoutdoorくらいか)

一番痛いのは、ナビ役のRunGoとワークアウトを同時起動できない点。RunGo代わりに地図アプリの「ハイキングコース」を使う手があるが、この機能は2024年に出たばかりで機能が弱すぎて使えるものではない。

上記の理由からAppleWatchでGPSアートを安心してするならURTLA一択となる

AppleWatchでランニングアートが楽チンに
AppleWatchのRunGoアプリに表示されているGPSアートの全体図。RunGoのWatchアプリには地図表示機能はなく、音声ガイドと方角表示のみ。それだけでもとても助かるが、ワークアウトとの併用はできないのが残念。

OS9のシリーズ7以降を使うこと

画面は大きいがバッテリー持ちが悪く、GPS利用で1日しか保たないので、1日以上かかるウルトラマラソンやGPSアートには向かない理由から選択の優先度が低い。しかし、WatchOS11以降、AppleWatch10とUltra2が発売された現在では純正地図のハイキング経路ナビ機能も追加され実用度が増した。下の対応機種表の機種を選べばまず問題ない

ハイキング経路はFootpath同様WatchOS9以降から対応しており、AppleWatchシリーズ6以降がそれにあたる。しかしWalkoutdoorはS7以降の対応なので、ナビ利用はS7以降がおすすめ。2024年現在、UltraはOS11にあたり問題ない

ナビ対応機種

商品名画面サイズGPS時の電池保ち価格
Ultra249mm36時間128,800
Ultra49mm18時間
Series1046mm18時間64,800
Series7以降
S7以下はWalkoutdoorに非対応のため候補から除外。S6以下はハイキング経路に非対応。🗺地図表示についてはアプリによる。

Ultraの画面サイズ
実際の表示サイズはマイナス4mm程度だろう。それでも45mm程で大きめだ。

AppleWatch向けのナビアプリ

WatchOS対応の定番ナビアプリを紹介します。車ではなくランや徒歩、登山向け中心。

ナビ対応Watch app一覧

  • RunGo(地図なし、制限付き無料)
  • Walkoutdoor(有料1200円)
  • Footpath(制限付き無料)
  • Yamap(一部サブスク有料)
  • ヤマレコ(歴史あるがほぼサブスク有料)
  • Apple地図のハイキングナビ(不便)
コウ・タダシ
コウ

その中で一部、気になるアプリを下に紹介します。

Footpath

主にハイキング用だが、ダークモード共有など設定が細かい。ルート設計では道以外に任意の場所を歩道に指定でき、ウェイポイントに目印にも対応。自動ルート設計を大々的謳っているが、他のアプリと大差はない。

  • 3ルートまで無料
  • AppleWatch7以降に対応
  • 地図ナビ
  • 音声ナビ
  • タンバイターン
  • ワークアウトと併用可能
  • ルートをリスト分けでき、色分けできる(有料会員のみ)
  • サブスク:年間2600円(月々217円)

Appleワークアウトとの併用
これでWorkout経由の同期アプリ(adidas、runkeeper、TATTA、咕咚など)を活かせられるのがとても嬉しい。(やり方:Footpath側でスタート毎に設定する)

今後の理想像を考える

2024年はiPhoneを持たずスマートウォッチだけで十分にGPSナビを受けられる環境が整った。そうした今、RunGo音声ガイド中心のナビを、下記のAppleWatchの地図中心に変更しようと模索中だ。

今後のナビセット

  • AppleWatch:WalkOutdoorナビ + ワークアウト(Withings、アクティビティ、咕咚、⚠️Strava可)
  • iPhone(Stepn、NRC)⚠️厳密には必要なくバックアップ用
  • Garmin(NRC、Runkeeper)⚠️バックアップ用
コウ・タダシ
コウ

だが、Appleがハイキング経路に共有機能をつけたら、普及性とコストからナビはそれ一択になる可能性があり、GPSアート方法を一変する可能性を秘めている

実質、Watchだけでランでき、iPhoneはバックアップか、AudibleやMusic用になる

この記事を書いた人

mojigumi

「もじぐみ」の代表、コウです。
専門は企画・出版・編集・印刷、Webデザインと管理。最近はブログ、動画、3DCG、AR、LINEスタンプ等のコンテンツ配信にも力をいれ、自分自身もランニングアートでコンテンツ化に努めています。