次々と表れては忘れて行く現代用語の備忘録。最近は新アメリカ大統領就任を背景に特に物騒な新用語が多くなっている印象。なので数年ぶり久々の更新。特定のアーティスト、バンド等、他への賞賛として捧げられるもの
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- ニューロマイノリティー(tone policing)
- 調べ中。
- トーンポリシング(tone policing)
- 発言の内容ではなく、それが発せられた口調や論調を非難すること。人身攻撃を行ったり議論を拒否したり、発言の妥当性を損なう目的で行われることが多い。「保育園落ちた日本死ね」が好例かな。
- トリビュート
- 特定のアーティスト、バンド等、他への賞賛として捧げられるもの。トリビュートアルバム、トリビュートコンサート、など。
- リフレ派
- 日本の長いデフレ状況から脱却する為にインフレ誘導を行おうとする日銀の政策をリフレーション政策と呼び、これに賛同する立場。上念司、有本香、高橋洋一などがその代表。
- IPT(インフォメーション・パー・タイム)
- 明石ガクトが提唱する、コンテンツに必要な新しい概念。SNSの普及で作文能力の向上とともにコンテンツ処理力が格段にあがった人間を楽しませるには、コンテンツ内により多くの情報が必要であり、スカスカな作品は見向きされなくなる。例えば、お見合い写真はかつて顔写真をじっくり見るものだあったが、現代のお見合いアプリの写真ページめくり速度は0.7秒という統計。人はデジタルを爆発的に使いこなし、お見合い写真のようなコンテンツは淘汰される。
- コントラバーシャル
- 議論したくなる議題。
- ステップメール
- 定期購読型のメルマガと違い、ある時点(資料請求日、申し込み日、初回購入日など)を起点として、あらかじめ準備していた複数のメールを、スケジュールに沿って、順次配信する仕組み。
- オプトイン
- コミュニケーションの許可状態、または許可をすること。メールやDMなど媒体や利用目的毎に取得することが望ましい。本来「選択」の意で、DM等を送る際、事前に承諾を得ること。
- エンパワメント
- 個人や集団が自分の人生の主人公となれるように力をつけて、自分自身の生活や環境をよりコントロールできるようにしていくことである。 エンパワー(empower)という単語は、もともとは「能力や権限を与える」という意味である。
- ポスト・トゥルース(post-truth)
- 2016年の単語に、英辞典に選定された単語「ポスト・トゥルース」。意味は「世論形成において、客観的事実が、感情や個人的信念に訴えるものより影響力を持たない状況」。つまり、真実よりも、スッキリした解決方法を選択する傾向、といったところか。明らかに嘘ニュースなのに、人がそれを求めたり、お金を払い、情報にまどわされ取り憑かれつつある未来を暗示しぞっとする言葉だ。
- オルトライト(Alt-right)
- ネット発の新しいタイプの右派層、そして彼らが行ういろいろな活動や運動のこと。リベラル派への反発がその中心。造語が生まれた2008年ごろは、ブッシュ前大統領や新保守主義に反対する右派全般を指し、リバタリアンから超保守主義者、人種的右翼まで含み、2015年にソーシャルメディアを中心に盛り返した。一方で、わざわざ「オルト・ライト」という造語を使うのは、極右、「ネオナチ」といったネガティブな印象の呼称を避けているとの批判も根強い。若い白人男性が多いとされ、SNSやブログなどでの情報発信や、ネット掲示板での書き込みや各種ウェブサイトのコメント欄への投稿が主な活動である点で日本でいう「ネトウヨ」に似ている。上記理由から、嘘ニュース(フェイクニュース)を「オルタナ・トルゥース」とも言う。
- フードファディズム (food faddism)
- 食べものや栄養が健康と病気に与える影響を過大に信じること、科学が立証した事実に関係なく何らかの食べものや栄養が与える影響を過大評価することである。科学が立証したことよりもその影響を信じ固執していること。(ファドは、「のめり込む」という意)
- ペイオーラ
- 特定のブランドやプロダクトをプロモーションするために金を払ってブログ記事を書かせること
- ステルスマーケティング (Stealth Marketing)
- 具体的には、あたかも客観的な記事を装った広告や、影響力のあるブロガーが報酬を得ていることを明示せずに、第三者的な立場を偽装して、特定の企業や製品について高い評価を行うことなどがあげられる。この行為自体は刑事事件にはあたらないものの、モラルの観点からしばしば消費者団体などから非難を受けることがあり、また「やらせ」が発覚すれば消費者からの信用を落とすことにもつながりかねない。
- ジョック (Jock)
- アメリカ合衆国における人の類型のひとつで、狭義ではアスリートの男性を指し、広義ではしばしば同国の社会―特に学校社会のもとでの、いわゆるスポーツマンを主とした「人気者の男性」を総称する名詞。米国の社会でも特に学校社会のヒエラルキー(=ピラミッド型で秩序を維持する構造)の頂点に位置するジョックは、対概念たるナードとともに、米国の社会および文化の象徴のひとつとして語られる。
- スクールカースト、クラスカースト
- スクールカーストとは、学校での人気のヒエラルキーを表す言葉。主に日本で使われる。インドで今でも根強く残っている身分制度のカースト制から生まれた言葉である。アメリカではジョックを頂点とするヒエラルキーという類似した問題がある。
- Wikipedia「スクールカースト」解説へ
- はてなキーワード「スクールカースト」解説へ
- ヘイトスピーチ(hate speech)
- 人をその人種、民族、国籍、宗教・思想、性別、性的指向、性自認、障害、職業、社会的地位・経済レベル、外見などを理由に貶めたり暴力や差別的行為を煽動したりするような言動のことである。ただし、その定義自体には論争がある。なお批判をしたり欠点を指摘すること、また不快感を示したり無理解な発言をすることはヘイトスピーチではない。
- ヒエラルキー (Hierarchy)
- カトリック教会の階層制から、より一般的に上下の支配被支配のピラミッド型の秩序を意味するようになった。
- バズワード (buzzword)
- 一定グループの間で喧伝されてはいるが、その実態が明確ではない言葉。
結果として、世間にイメージだけを押し付けたり、「よくわからないが凄そうなこと」を想起させることを目的とした宣伝文句として使ったりすることも可能であり、言葉だけが先歩きして広まることも多いため、事情を知らない多くの人は価値のある言葉としてとらえてしまうことがある。
要は「流行語」であるので、その影響も一時的であり、程度の差はあってもそれらの多くは1-2年で社会的に消費され尽くし、人々の意識から消えてなくなる。まれに定着するものもあるが、そうなったからといって定義や根拠や意義が明確化したとは限らないので注意が必要である。
- HTML5
- Open Web Platform のマスコミ向けにくくられた用語。ブラウザだけでないマルチ・デバイス、全てデバイス向けプラットフォーム。今後WebクリエーターはWeb屋だけでは収まらなくなるインパクトがある、といわれるほど。
- ミーム
- 人々の間で心から心へと伝達や複製をされる情報の基本単位を表す概念。簡単に言えば、人から人へコピーされる情報である。ミームは会話や人々の振る舞い、文字、儀式等によって人の心から心へと伝達されていく。
- プロダクトプレイスメント(Product Placement)
- 広告手法の一つで、映画やテレビドラマの劇中において、役者に特定の商品を絡ませるやり方。現在はCM飛ばし等の流行により、テレビ番組だけでなくCMの効力そのものが急降下している為、新たな宣伝手段として日本でもようやく活発化し始めた。P.P.とも呼ばれる。
- ウェル・メイド
- 演劇や映画などの物語で「破綻なくそつない出来映えのシナリオ」であることを意味する。ただし、現在では否定の意味を含んだ言葉で、良くできているが面白くはない、というようなニュアンスを含む。人の生死や「感動」を泣く要素として不必要に取り入れ、そういったプロットの器に登場人物や時代設定等を手を変え品を変えただけの複製したようなつまらない映画が現在増えている、という文脈で使用される。
- ハイコンテクスト、ローコンテクスト
- コンテクスト(物語性)の強弱によって分けられる性質。例えば、歌唱力、スタイル、ダンススキル、といったアーチストの経験値、実力よりもまず、プロフィールや、親しみやすいエピソード、下済み時代の話から歌手に対する「育て甲斐」を楽しみとしているといった「物語性」を重んじる傾向を感じるAKB48を「ハイコンテクスト」。一方、海外アーチストや最近では特にK-POP等のグローバル向け歌謡は歌手本人の実力に比重が置かれ、「物語性」が二の次である傾向から「ローコンテクスト」と語られる。
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