春に開催された咕咚の文字型GPSアート公募からわずか4ヶ月後の2022年8月、同じ「咕咚(グードン)」がGPSアートの公募「一起“象”未来 活动(象と一緒に未来へ)」を開催、8月末に締め切られた。そのコンテストへの応募作品紹介とランニングの風景をまとめました。
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GPSアート画像
公募の課題だった「咕咚」アプリだけでなく、いつものNRC(Nike Run Club)やadidas Running、STRAVAなど、様々なランアプリで今回もGPSアートを書き出しました。もちろんナビアプリは一番使いやすいRunGoを使用。それぞれの作品画像をこちらに並べました。
NRC
Nike Run Clubは一番最初に使った、一番使用歴の長いランニング専用アプリで、シンプルで使いやすい。ルート書き出し画像も必要最小限でブレないデザイン。ステッカーが白いので道路とシューズが映えやすくジジイでも可愛く撮れる(このアングルは超気に入っている)。しかし、長距離でペースを上げられず軌跡が真っ赤になってしまった。
虹色軌跡にはならず残念
今回は長距離なので、電池節約とアプリ安定性のために、スマホではなくGarminで計測しNRCに同期する方法で使ったのでランニング中はNRC起動はしなかった。但し、ペースが落ちる長距離作品でその計測方法を使うと下の図のように軌跡が赤くなりやすい。これをNRCらしい綺麗な虹色にするにはペースを上げるか、配速を安定させなくてはいけない。
その他のランアプリ
NRC以外のランアプリはバックアップとして使用してる。中でも、STRAVAとadidasとRunkeeperはとても見やすいGPSアートを書き出してくれて重宝する。時にこちらのほうが映えている場合があるので、コンテストの際、こちらで出品することもあります。
アプリの特徴
それぞれランアプリの特徴が出ていて面白い。
STRAVAはこの中で一番線が細く、GPSノイズ補正のおかげで角が取れカーブが丸く自動補正されているおかげで軌跡全体が綺麗に見える。その副作用として正確な軌跡を描いていないというデメリットも併せ持つ。それに繊細な絵が描けるが、細すぎて目立たない。多くの人が公募に使っているが、この影の薄い書き出し画像を使う人はおらず、大抵スクショが使われる。
adidasは、ノイズ補正が度合いがちょうどよく、線も丁度いい太さで、ランアプリ中一番いい線を引く。しかし、Stravaと同じように画面上下に余分な影をオーバーレイしていて美しさが落ちてしまう。スクショを使えばオーバーレイは省かれるが、ノイズ補正が無効となってしまい悩ましい。
Runkeeperは他のランアプリとは違いとても可愛い画面でPOPなことが特徴。発着地点がはっきりピンされてわかりやすい。だが、他のランアプリの中で一番GPS軌跡が小さく表示され、長距離作品では線画が潰れる。横長で短距離作品なら、他に見かけないし案外に見栄えが良く穴場だ。
咕咚(グードン)
最後に公募の主催者「咕咚」のフィットネスアプリだが、軌跡の太さや色、全体の調和といい、GPSアート書き出し画像としては十分の合格ラインだといえる。ただし、軌跡だけを書き出せないし、スクショを撮ろうにも他のアイコンが邪魔になり丁度いいアングル画像を得られない。が、中国では軌跡だけでなく、記録やプロフィール画像を含んだスクショ全体画像での公募出品が日常で(ルールにも定められていることが多い)
経済制裁で地図情報制限?
それに、2020年ごろからの米中貿易摩擦や経済制裁の影響なのか、日本の地図が背景に表示されなくなってしまった。これは一番痛い。早く経済制裁を解除し、東西で自由な貿易が交わされるべきだ。
以前走った象コース
象という題材はGPSアート定番のテーマで、世界各国の愛好家が走っている。僕もいくつか完走していて、この他にもコースの在庫があるので、ストックもいつか走る予定です。お楽しみに。
象の形のランニングアートは、2年前の2020年に「アフリカ象」のランニングアートを初めて走りました。下のリンク先でレポートしています。驚くことにこのコース、ゴール地点に「ゾウの石像」があるんです!フィニッシュ記念の写真にピッタリ!ひゃっはー!
ゾウのGPSアートを描くコツ
象は一見複雑な形をしていて描くのに難しそうですが、下記テンプレート画像のように基本さえつかめばとても簡単に描画できます。このコツを使ってぜひ挑んでみてください。
他のランナー作品
僕がスゴイ!と思った他のランナーさんの作品を紹介します。
ランニング中の風景
国立市、国分寺市、府中市にかけた24キロのコース。2ヶ月前に走ったお婆さんコース依頼のハーフマラソン。この間、忙しかったり、新型コロナウイルスに感染したりと、色んなことがありましたが、やっと長距離を走れるようになった。そのランニング中に見かけた可愛いお店や、印象深い風景を紹介します。
このルート上にあるお店や国立市の名所を写真に撮りました
公募結果は落選;
今回行われた「咕咚(グードン)」主催による象のGPSアートコンテスト「一起“象”未来 活动(象と一緒に未来へ)」には、主に中国国内54人のランナーが応募し8月末に締め切られた。ランアプリ内SNSでハッシュタグでの応募なので、リアルタイムに投稿作品をみることができ、名作が出るたびに「いいね」が多くついて盛り上がりました。僕は日本からの参加なので、ちょっと浮いてるのか「いいね」数は少ないですが、トレンドにはいることもありました。
投稿作品
投稿したランナーの中には中国ランニングアート界の有名人である风之子(フンチーツー)と糖蛋(タンダン)を始め数々の強豪らが名を連ねている。中国では道に沿った作品ではなく写実的な線画に仕上がる広場を使った作品が愛され公募に選ばれる傾向が強い。
僕の作品
他のランナーたち
入賞対象は10人
公募公式の「ランニングアートの描き方ガイド」もしている风之子と糖蛋の二人は審査員でもあるため、入賞対象に入らない。10人の入賞者が誰になるか、公募締切の1週間後の9月6日に発表され、僕は落選しました。残念。
微博のまとめ動画
风之子さんが微博に投稿したまとめ動画。多くの中国作品の中で、僕の作品を3作家目(4作品目)に差し込んでくれている(しかも二代王者の次)。外国人エントリーを優先的に扱ってくれていて、ありがたい。
入賞した作品
気になる入賞作品がこちらのGPSアート。締切から1週間後、10人の入賞者が咕咚の微信アカウントから発表された。賞品として「tシャツ、ウエストバッグ、カーフスリーブ(脚カバー)」のセットが贈られる。1.2キロの短距離から46キロの長距離まで幅広いが、道に忠実に沿ってランした作品はなさそうだ。詳細は結果発表ページ(微信サイト)をご覧ください。
同じデザインが3つもランクイン?
入選作品を眺めると、同じ図柄受賞を受けているランナーが3人もいることがわかる(この写真の順でいうと①③⑨番目)。距離が1.5キロ前後であるのが共通でおそらく、同じランニングチームか、同じコースを別の人がそれぞれ走ったのだろう。中国では、特に素晴らしいコースが複数のランナーに愛されて共有されている。ラントリップのようなコースに特化した共有SNSアプリがあり、そういったプラットフォームから気軽にエントリーしたのだろう。設計者ではない人、しかも3人も重複してランクインしてしまうのは審査の目が不十分であると言わざるを得ない。しかも1.5キロなので、歩いても10分程度で完了していまうお気楽さにモヤる。
海外への賞品配送は非対応
中国の公募に何度か入賞しているが、日本に賞品を配送されたことはなく「海外発送はできません」とDMをいただきいつも諦めることになる。アシックスのシューズやアンダーアーマーのセットアップ等の貴重な賞品のもらい損ねていて勿体無くて残念です。
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このコースを走る方法
このコースを走れます🏃♂️(東京都国立市)
さて、いよいよこのコースのランニング方法です。
このコースは東京都国立市で実際に走ることができます。地図をプリントして走るのも方法ですが「ながらラン」はとても危険なので、ランニング用の音声ナビアプリ「RunGo」を使うことを僕は勧めています。このアプリの音声ガイドをイヤホンで聞きながら走れば、ランに集中でき簡単にGPSアートを完成できますよ。ランニングの手順は次の通り。
① RunGoアプリが入ったスマホで下のリンクをタップ
② スマホブラウザに出た「RunGoに切り替えて表示」を選択
③ RunGoに切り替わったら「スタートボタン」でラン開始
FB「STRAVA ART」カバーで使用
FacebookのSTRAVA ARTの国際コミュニティーのカバーアートに選ばれました。次の名作が現れるまで、おそらく1週間ほど掲載されます。それだけですが、僕にとっては「オリーブの葉をくわえた鳩」以来2度目で、愛好家には嬉しいことです😁
象のGPSアート名作選
ここからは国内でみつけた名作象コレクションです。Sweaterさんはいつも青梅街道で大暴れている武蔵野のGPSアートの有名人。このクオリティーで10キロ未満。私とて恐ろしうて近づけない陣です。
この限られた道の中、たった2キロの象はすごい力量。青梅のハリマネさん。
志水プロランナーの象も素晴らしいです。リンク先へどうぞ。