鳩ランといえば、毎年5月の「憲法記念日」や沖縄の「慰霊の日」6月23日といった平和を願う日に走りますが、今回は初めて中国の平和祈願のランニングイベント用にGPSアートを描きました。いつもNRCアプリをヘッダ画像に使いますが、今回は曲線が綺麗で定評のあるStrava Artをメイン画像にしました。
ランニングアート情報
平和の鳩といえばくちばしにくわえたオリーブの葉が特徴。イベントのシンボルマークが紫金草(シキンソウ)の花なので、花の形通りに四つの花びらにしたいのだが、12.13キロの課題通りにするには距離オーバーで、やむなく3つの花びらで構成。来年同じイベントがありそうなので、1年間コースを再構築し完成させる予定だ。
ルート名 | 平和ハト |
---|---|
距離 | 12.13km |
タイム(サブ6) | 1h28m |
スポンサードリンク
ランニングルート公開
いつものように、このコースもランニングナビアプリRunGoにルート公開中です。RunGoは音声を使った道案内アプリなので、地図を使わないで手ぶらでランでき楽ちん安心。ルート利用方法を参考に下のリンクからどうぞ。
① RunGoアプリが入ったスマホで下のリンクをタップ
② スマホブラウザに出た「RunGoに切り替えて表示」を選択
③ RunGoに切り替わったら「スタートボタン」でラン開始
スポンサードリンク
シェア画像
今回は、「咕咚」という中国のランニングアプリのイベントだったので、そのアプリを中心に、StravaやNRCをはじめいつもの定番ランアプリを使っての共有画像を色々書き出した。
NRCのシェア画像
定番のランニングアプリNike Run Clubを使ってのルート共有画像。NRCは距離編集ができるので、こういった記念日や誕生日のランニングで距離を細かく微調整できる。今回の場合12.13ぴったりに合わせるのはとても難しく。合わせられたとしても、履歴をみるとコンマ1ズレるなど不安定だ。ピタリ合わない場合はしょうがないので、コンマ以下程度なら微調整しよう。
NRCで距離編集すると地図が消える。消えたら戻らないので大注意!。編集する場合は、地図スクショやルート画像を書き出した後に行おう。そして、できるだけピッタリで完走しよう(汗)。
Garminでピタリ完走したと思っても、なぜかNRCの距離が合わない。この点も要注意だ。NRCでピッタリ距離調整するには本アプリで走りGarminと同期しないほうがいい。(同期し、重複したらどちらかを削除)
上記注意点の詳細は下のリンクへどうぞ。距離合わせについての注意点を詳しく紹介しています。
その他のアプリ
最近はガーミンコネクトを使い、いろんなランニングアプリと同期している。なので、さまざまなルート画像を書き出せてとても充実している。このAdidas RunningとRunkeeperは実にくっきりとした軌跡を描いてくれてとてもいい。
今回もメインのシューズ、NIKEリアクト・インフィニティー・ランとともに撮ったRunGoとNike Run Clubのシェア画像。この靴は、購入直後は窮屈で履き心地は最悪だったが、足の形に馴染んだのか所持しているランニングシューズの中で抜群の履き心地になった。次に購入するランニングシューズもこのシューズにしたいほどだが、発売から1年以上がすぎ、いまではZoomX素材の靴底が取り入れられより軽量化された「リアクト インフィニティ ラン FK フライニット」が2021年2月ごろから発売された。
これでハトRUNが4つ揃いました
鳩RUNは毎年1回は作ろうと考えているお気に入りの題材だ。鳥の中でなんだか可愛い。リアル版、シンプル版、色々なスタイルの鳩ができた。今回走ったハトは、この中の一番目にある国立市のハトを土台に12.13キロぴったりに合わせたルートだ。イベントや記念日に合わせて距離を調節し、後述のイベントに投稿しました。
ランニング中の風景
今回の平和の鳩ランニングは国立市大学通と青梅街道、そして矢川駅周辺の平和的なジョギングになった。
中国の平和イベントに参加
このコースは中国の定番ランニングアプリ「咕咚」「Runtopia」の「南京安全区国際平和ウォーキング」チャレンジ・イベント参加用のコースで、12.13キロ以上の運動と鳩のパフォーマンスが課題となっていた。12月13日(1937年)は中国南京で「南京大虐殺」「南京事件」が起きた日で、ユネスコ世界記憶遺産に登録されている「南京虐殺記念館前館」や世界自然保護基金(WWF)のほかに多くのスポーツ団体が本イベントを主催。
微信ニュースや新華社通信でも報じられる
イベントの様子はWechatのニュースでと国営放送新華社で紹介されました。今回は国内外7万人が参加し累計70万キロの運動距離が寄せられたそうで、一人当たり10キロ程を走っていることに。自分もその一人になれてとても嬉しい。来年のコースもできているので2022年は12.13kジャストで完走してより完成度の高いGPSアートで参加します。
イベント内の選考で10点の優秀作品に入るのは逃したものの、入選者50名の中に入ることができました。7万人が参加したとレポートされているので、外国からの参加での入選はとても嬉しく思います。賞品はランニング用の足保温カバーとスポーツサンダルのセットでしたが、先方と相談のうえ世界中の新型コロナウイルスと変異株の流行を考慮し国際配送受取を辞退しました。
中国ランナーのすごい作品例
中国のランナーの技術力がどのようなものか、世界にほとんど知られていないのでここで少しだけ紹介すると、たとえばこの方の作品の技術力のランナーはとてもたくさんいます。美術のジャンルで例えると「社会主義リアリズム」とでも言うんでしょうか。中国の特色がとてもよく出ています。それで字も達筆。さすが漢字発祥の国ですね。
驚きの審査基準
このイベントはチャレンジの枠を超え、優れたGPSアート10作品を優秀賞として選ぶ公募としての位置付けもあり、驚くのは、その審査基準の厳格さだ。
厳正な審査基準
審査基準の大まかな概要は以下の通り。とても細かく厳しく、審査しているのがわかる。中国のGPSアート公募に何度か応募した経験から言うと「とんでもない作品」が採用されチャットが大荒れになることがよくある。「あれが大賞!?」「関係者だろ?」みたいなコメントで盛り上がり候補者たちは大いに失望するものだ。自分自身、中国宝石メーカー主催の公募にミミズのような酷い作品が大賞に選ばれたこと目前とし絶望的になった。そんなことのないように審査基準を公開し、その内容もとても厳しいところに、今まであるあるだった審査の不透明さを払拭したい、という企画者の意図が感じられる。
- アプリ:課題のランアプリを使用すること。
- 信頼度:作品の真実性、オリジナリティ、グループリーダーの牽引力とメンバーのステータス
- 分類
a)道路
b)非道路 - 技術評価
a)道路作品のみを100点満点で評価
b)級評価(S A B C D E級)
c)作品の組み合わせで評価しない
d)距離と記念日を合わせること
(2つ以上投稿があった場合、後期作品で評価)
上の審査基準を眺めてポイントとして感じるのは以下の点だ。
中国審査のポイント
- 作品の真実性を第一に挙げている点(フェイクを見分けようとする姿勢)
- 道路と非道路を分けて審査している点(非道路が描くリアルさで評価が偏るのを防げる)
- 100点満点と、級レベル、二面の価値で複合的に評価している点
- 作品組み合わせは無効としている点(出品数の豪華さで評価が偏るのを防げる)
- グループランは優遇される傾向が感じられる点(コースの安全度、信頼度がより高まる)
ここまで細かいととても安心でき、結果発表にも納得できる。他のイベントも参考にしてほしい。
当時、南京滞在のドイツ人の日記
南京大虐殺については、当時南京に駐在していたドイツ人、ジョン・ラーベの日記にその当時の出来事、何が起こったかが詳細に記されていて、日本では「南京の真実」というタイトルで講談社から発売されており、虐殺現場の生きた証言として貴重な資料になっている。ジョン・ラーベは南京でも有名人で恩人として愛され現地に胸像がある。今回のランニングイベントには彼の顔そっくりに描かれたGPSアートも多く見られる(咕咚の作品投稿ページ参照)。
映画「ジョン・ラーベ〜南京のシンドラー」
ドイツ人ジョン・ラーベは近年では映画にもなっており、日本の俳優・香川照彦も出演している。
NHKスペシャルなどのドキュメンタリー
他にもNHNスペシャル、NNNスペシャル、等テレビドキュメンタリーは話題を呼び、書籍「南京事件を調査せよ」(文春文庫)を元に作られた番組が優れたドキュメンタリー放送に送られる賞「ギャラクシー賞優秀賞」に選ばれている。
スポンサードリンク
GPSランに役立つおすすめ商品
ランニングアートに便利なオススメ商品をご紹介。この2点はほんとに便利で使い出したら戻れないほど。AppleWatchに次の曲がり角までの距離が表示されると、iPhoneで地図を確認する回が激減しますし、無線イヤホンにするとケーブルがブラブラして気が散ることもなく、集中してランニングが断然楽しくなりますよ。
AppleWatch
時計を見れば次にどちらかのコースがわかるって、本当安心して走れます。AppleWatchもう必須ですね。
Tシャツ販売はじめました
「UP-t」さんからオリジナルTシャツの販売もはじめました。カラバリもあります。
🏃♂️交通ルールを守って、車に気をつけて、安全なランニングを心がけましょう🏃♀️
GPSアートシリーズ、まだまだ続きます
「GPSアート」シリーズは下記リストにまとめていますので、もしよろしければ他のランニングコースもチェックしてみてください。今後もこんなGPSアートを公開予定ですので、お楽しみに。
-
アウトドア
ピンクリボンお絵描きランコンテスト2024、今年も参加
乳がん検診を広げる「ピンクリボンお絵描きウォーク&ランコンテスト」に今年も応募。2022年から今年で3度目の出品で年々距離がのび今年は20キロに到達。去年は30キロ代の出品者がいたので、この距離じゃないと勝てない […] -
商品
GPSアートに最適なスマートウォッチ2024年
AppleWatchが発売されて、もう10年がたつ。この間、さまざまな機種が新たに発売され、GPSアートに最適なルートナビに対応した機種も沢山揃った。ランニングアート愛好家としては機種選びに時間がかかる。ここで2024年 […] -
アウトドア
現代版ゲルニカのGPSアートを描いた
これほどたくさんの子供の遺体を見るような年が過去あったでしょうか?映画、ドラマでみる戦争の場面が、現実の前にはいかに空虚で白々しいものか思い知らされました。2023年11月から今日までのおよそ1年。無差別爆撃により多くの […] -
アウトドア
GPSアートで描いた似顔絵作品集
ここに挙げた7人以外に、ウルヴァリン、北野武、タモリ、原田知世、仲代達也、ジャックニコルソン、剛力彩芽などがあるが、完走やスクリーンショットを得次第、公開します。 お気に入り作品 -
アウトドア
金沢マラソンGPSアートコンテスト2023に「金沢一筆描き」応募
9月〜10月に掛けて金沢マラソンにあわせて開催されていた「金沢マラソンGPSアートコンテスト2023」に参加。そのランニング風景や、初参加した同コンテストについての感想、ハプニング、出品作品についてのメモ。 ランニング中 […] -
アウトドア
ピンクリボンお絵描きランコンテスト2023とBRAARTに今年も参加
乳がんの日にちなんで開催された「ピンクリボンお絵描きウォーク&ランコンテスト」に女性の横顔のGPSアートを応募しました。ランニングアプリTATTA使用が応募条件だったので、TATTAの特徴を活かした作品出品を心が […]