
MacOS 10.9(Snow Leopard)からMacOS10.10(Yosemite)にアップデートしたら、iPhotoが使えなくなり、代わりに「写真」(Photos.app)という名のアプリに強制的に切り替わったのはいいが、従来の写真ライブラリが引き継がれないトラブルに巻き込まれた。その対策方法。
対策方法は以下のとおり
- Optionを押しながら「写真」を起動
- 表示されたリストから「iPhotoライブラリ」を選ぶ
- 移行がはじまる(僕の場合2時間ほどかかった)
iPhone搭載の「写真」アルバムアプリにUI統一化
両アプリの違いを一言で要約すると、スマホの写真アルバムアプリに近づいたという印象。撮影日(インポート日)を軸としたタイムライン表示になった。イベント名の入力の必要がなくなったが、何の写真であるかは、意識的にイベント名を入力する必要があり、そうしなければ、何の写真だかわからなくなるだろう。イベントは、アルバムの一つになり、統一された点でわかりやすくなったが、馴れ親しんだユーザーは混乱するはずなので、ビデオ解説など詳しい変更点を日本語で案内すべきだとAppleに対して思う。
ほかにもフラグがアルバム的な扱いになり、新バージョンでは「お気に入り」が新設されることでフラグと混在するなど、変更による混乱が起こっている。
非表示写真が廃止され表示されてしまう点に注意!
iPhotoで使えていた写真やアルバムの「非表示」だが、「写真」アプリ移行では、タイムライン上で表示されていないだけで、「すべての写真」「最後の読み込み」などで非表示になっていない点に注意。非表示にしていた写真が上記条件で容易に表示される。下にバージョンアップによる重要な変更点をまとめてみた。
旧バージョンと新バージョンとの比較
iPhoto | 写真 | |
---|---|---|
イベントの場所 | トップ画面 | アルバム化された |
お気に入り | フラグマーク | ハートマークに変更(※旧フラグはアルバム的な扱いへ移動) |
レート | 星マーク | |
秘密の写真 | 写真の非表示 | 「すべての写真」「最後の読み込み」では非表示設定でも表示される。 表示 >「非表示アルバムを表示」選択で、アルバムとして表示されるオプションも。これで非表示を一度に閲覧可。 |